阿知須で寒漬け作り最盛期【山口】
山口市阿知須でダイコンの寒漬け作りが最盛期を迎えている。農産物の生産・加工販売を行うあぐりてらす阿知須(長尾誠大社長)では、やぐら干しされた1万2000本のダイコンが寒風に揺れている。きょうは「大寒」。
塩漬けしたダイコンを2、3カ月間、寒風にさらして平らにし、あめ色になったものを1カ月ほど日陰に置く。半年間熟成させて、細かく刻み、みりんやしょうゆに漬けて完成。パリパリとした歯応えと独特な香りがある特産品として親しまれている。
かつては冬の風物詩としてダイコンのすだれが地域で広く見られたという。近年では生産者が減り、同社と個人宅の2カ所だけが作っている。
同社の寒漬けは好評で、昨年は過去最高の売り上げを記録。今年は、例年の倍となる3万本を加工する。同社加工事業部の長尾智美部長によると、そのまま食べるだけでなく、マヨネーズとあえてサラダにして食べるのも好まれているという。
長尾部長は「生産を続け、阿知須に伝わるこの風景を大切にしていきたい」と話した。
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