宇部護国神社境内に「559」カフェ 地域住民、文化の交流の場に【宇部】
宇部市維新山の宇部護国神社(野村好史宮司)の境内に20日、「559(ごこく)カフェ」がオープンする。運営するのは、音楽家でイベントプロデューサーの山本達八さん(71)と妻で歌手の頼田悠李さん。営業は土・日曜の午前11時~午後5時で、イベントの開催も予定している。二人は「地域住民の交流、文化交流ができる場にしていきたい」と意気込む。
山本さんは野村宮司とは上宇部小・中の同級生。境内で行ってきたカラオケ大会の運営に長年携わってきた。屋根付きのステージと観客席がある環境を生かし、地域を盛り上げる場所にできないかと模索する中で、昨年10月にカフェを構えることを決めた。
観客席の一角を改修して約16平方㍍のキッチンを設け、観客席にテーブルと椅子を用意した。メニューは軽食と飲み物が中心。山本さんはレストラン勤務や喫茶店経営の経験があり、「おじやうどん」などオリジナル料理も並ぶ。
14日には同神社で奉告祭が挙行され、関係者18人が完成を祝った。その後は、山本さんと頼田さんがおじやうどんとぜんざいを振る舞った。
オープン初日の20日と翌21日は、開店記念オープンライブを実施。県内で活動するプロ、アマチュアのミュージシャン17組が出演する。開店は両日とも午前10時で、閉店は20日が午後9時、21日が5時。
同神社の厄よけ祭とも重なっており、野村宮司は「参拝者に気軽に立ち寄る場所となってほしい」と話し、神社のにぎわい創出にも期待した。
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