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北羽新報社

まとい振り勇壮に 能代市で消防出初め式

消防人としての誇りを示したまとい振り隊・木遣り隊の団員(能代市畠町で)

 能代市で5日、新春恒例の消防出初め式が行われた。能代、二ツ井両地域では団員らが堂々とした分列行進を披露し、消防人としての心意気を地域住民に示すとともに、有事の際には地域の「防災の要」として、住民たちの信頼に応える意識を高め合った。

 式典に先立ち、畠町通りと二ツ井町中心部で分列行進を実施。能代地域では7個分団の団員約190人とポンプ車、小型動力ポンプ付き積載車、能代消防署のタンク車や救助工作車が参加した。
 斉藤市長や渡辺正人消防団長、能代山本広域市町村圏組合消防本部の泉政樹消防長らが観閲する中、はじめにまとい振り隊・木遣り隊が「三三九度」や「神田」「能代」といった演目を披露。続いて勇ましい表情の団員たちが通りを行進し、消防人としての誇りを示した。
 また二ツ井地域では、2個分団の約70人が雪のない穏やかなきみまち商店街で分列行進を披露した。
 団員たちはJR二ツ井駅前からラッパ隊の演奏とともに出発。住民の生命と財産を守る自覚と決意を新たに、胸を張ってきびきびと行進し、羽後信用金庫二ツ井支店前で斉藤市長の観閲を受けた。沿道では住民たちが出迎えて拍手を送り、激励していた。
 その後、市文化会館中ホールで行われた式典には、両地域の団員と同消防本部職員らが出席。斉藤市長は昨夏の大雨被害や今年元日の能登半島地震に触れ、「近年はいつ、どこで災害が起こるか分からず、国連の事務総長が『地球が沸騰している』と表現した通りの状況となっている。対応するためには関係機関が一致協力し災害に備えることが重要。消防団員の皆さんには地域防災の中心として、より一層団結し、市民の安全・安心の確保に向け、活動していただきたい」と式辞を述べた。
 渡辺団長は「地域の安全・安心のため、住民に信頼される消防団を目指し、職務にまい進する所存。団員にも一層の精進をお願いする」、泉消防長は「地域や消防本部にとって心強いのは、地域に密着した消防団の存在。われわれとの連携をよろしくお願いしたい」とそれぞれ訓示した。
 知事表彰の有功章や永年勤続功労章など各種表彰に続き、受章者を代表して有功章を受けた芳賀広幸・第4分団長崎部隊副分団長は「私たち消防人に課せられた使命は市民の生命や財産を火災から守るとともに、災害を防除し、被害を軽減させること。なお一層団結して職務にまい進する」と謝辞を述べた。

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