倉地さんピアノ全国銅賞 小学生高学年部門【釧路市】
2023全日本ピアノコンクール全国大会(日本音楽協会主催)の小学生高学年部門で、北海道教育大学附属釧路義務教育学校前期課程5年の倉地咲恵さんが銅賞を受賞した。同部門には全国から地区、ブロック大会を勝ち上がった52人が出場。初出場での上位入賞を「すごくうれしい。支えてくれた親や、指導してくれた先生に感謝している」と笑顔で喜んでいる。
倉地さんは4歳でピアノを始め、木原奈津子さん(2007年度釧新郷土芸術賞受賞者)に師事。21年毎日こどもピアノコンクール小学校3年生の部で本選銅賞、22年ベーテン音楽コンクールバロック部門で全国ベスト10賞に入賞するなど、着実に実績を残してきた。
全日本ピアノコンクールは未就学児から一般まで、16部門に約1500人がエントリー。動画審査と会場演奏が選べるハイブリッド形式で、道内では地区大会が札幌でしか開催されないため、倉地さんは動画審査で参加した。全国大会は会場演奏のみで、11月25日に横浜市の神奈川県立音楽堂で開催。倉地さんは課題曲でバッハのフランス組曲第2番エール、自由曲で同第2番メヌエット、マックスレーガーの青春時代よりOp・17─12生意気の3曲を披露した。毛色の違う3曲で技術の幅広さをアピールする作戦で、審査員からは「曲名の割に、弾き方が優等生」との感想が寄せられたものの、「素直で素朴な演奏に好感が持てる」と評価され、銅賞に輝いた。
倉地さんは「演奏でミスがあり、入賞は難しいと思っていたので驚いた」と振り返り、今後について「課題曲にとどまらず、いろいろな曲を弾けるようになりたい。3月にはピアノ教室の発表会があり、木原先生と初めて連弾するのが楽しみ」と目を輝かせた。母の祐里子さん(38)は「よく努力してくれている。結果がどうあれ、音楽を楽しく続けてくれたら」と話している。
賞状を手に、受賞を喜ぶ倉地さん
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