ワイルズとイーグルス初対決【苫小牧】
【苫小牧】苫小牧市を拠点に活動するアイスホッケーチームのレッドイーグルス北海道は23、24の両日、nepiaアイスアリーナで、釧路のプロチーム北海道ワイルズを含む道内4チームで争う「クリスマスエキシビジョンマッチ」を開催した。24日のクリスマスイブは、レッドイーグルスとワイルズの〝道内頂上決戦〟が実現。聖夜、1112人のファンを魅了した。(鈴木大聖、山本雅之)
北海道のアイスホッケーを盛り上げようと、アジアリーグを戦うレッドイーグルスが企画。ワイルズのほか、道内社会人一を決めるJ─IceNorthに参戦している日本製鉄室蘭とダイナックス(苫小牧)を招き、トーナメントで戦った。このうち、ワイルズは、23日の初戦で日本製鉄室蘭を3─1で撃破して、同じくダイナックスを5─1で破ったレッドイーグルスとの決勝に駒を進めた。
ワイルズとレッドイーグルスは初顔合わせ。第1ピリオド6分に先制されるも18分、パワープレーの場面で、DF大津夕聖選手が放ったシュートをFW大津晃介主将がゴール前で軌道を変えて同点に追い付いた。その後は両者譲らず第3ピリオドに突入したが14分に失点。反撃及ばず、そのまま1─2で敗れた。
大津主将は、チーム初となったレッドイーグルスとの試合について「ロースコアの展開で、最後までどっちが勝つか分からなかったが、最後にやられてしまって非常に悔しい」と総括。来年1月20、21日にも月寒体育館でワイルズ─レッドイーグルスの試合が再び行うことも発表され「締まりのいいゲームにしたいし、次は勝ちたい」とリベンジも誓った。
苫小牧と釧路のトップチームは日本リーグ時代からの好敵手であり、アイスホッケー界を盛り上げてきたが、今季、釧路勢はアジアリーグに参戦していない。年内最後の試合を終えた大津主将は「まだまだ消化不良。来年は今年の悔しさを糧にしてやっていきたい」と波乱の一年も振り返り、さらなる飛躍も誓った。
ワイルズ推薦待ち、アジアリーグ参戦
◯…北海道ワイルズは、アジアリーグ2024―25シーズンの参戦を目指し、加盟申請を進めている。11月末までに、釧路アイスホッケー連盟、北海道アイスホッケー連盟の推薦を得ており、日本アイスホッケー連盟の推薦を待つばかりとなっている。
アジアリーグへの新規加盟チームは、所属国連盟・協会に登録を認められ、推薦を得た上で、加盟希望シーズン前年の12月31日までに、アジアリーグ実行委員会に申請しなければならない。日ア連は昨季まで、ひがし北海道クレインズでプレーした選手を主力とするワイルズの実力を評価し、全日本選手権(12月7~10日、横浜)への参戦を認めている。
リーグへの新規加盟については、アジアリーグ総会で審議を行い、全員の承認により加盟を決定する。年内にワイルズの申請を受け、審査に着手する。
試合終了後、両チームの選手らが笑顔で集合
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