門松づくり最盛期 【釧路市】
出荷を前に門松に飾り付けをする長久保社長
造園業の緑進堂(釧路市貝塚3、長久保聡社長)の門松造りが最盛期を迎え、24日から出荷が始まる。同園の敷地内にある作業場では出荷前の飾り付けが行われており、今年は阿寒湖温泉を含む釧路市内を中心に約120組の注文があった。
同社は2012年から門松造りを行っている。長久保社長を含めた4人の職人が12月に入り、特大と大中小の門松造りの準備を進め、敷地内には組み立てを終えた門松が並ぶ。使用している竹は東北産、松は小樽と空知管内栗山町から取り寄せた。
竹は節目で斜めに切断されており、中久保社長によると、竹の節目を見せることで、切断面が笑って見えて縁起が良いという。竹と松を抱き合わせるためのロープは縁起が良い紅白色を使っている。
門松の注文は、市内の大手運送会社をはじめ、繁華街の飲食店や医療機関、阿寒湖温泉ではホテルが多く、中標津や別海、帯広からも注文を受けており、和商市場では一足先に15日に設置を済ませた。配達は30日までに終える。
長久保社長は「松を取る職人が後継者不足で少なくなっており、厳しい現状ではあるが、新型コロナが5類扱いとなり、飲食店やホテルもにぎわいを取り戻してきている。来年は景気が良くなるとの願いを込めて作りました」と話している。
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