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帯広・藤丸 思い出と期待胸に 備品配布 17分で定員550人

店内でリサイクル品を手にする来場者

 1月末に閉店した藤丸で26日、店内に残る備品などを持ち帰れるイベント「藤丸無料リサイクルDAY」が催された。予定以上の人が詰め掛け、整理券をもらえた市民らは閉店から約10カ月ぶりとなる店内をじっくり回りながら、思い思いの品を手に入れた。

 藤丸は道内唯一の地場資本百貨店だったが、コロナ禍での売り上げ減などを理由に閉店。昨年末発足した藤丸株式会社(帯広、村松一樹社長)が来年度にも耐震改修工事を計画、2年後の再オープンを目指している。テナントや直営部分で使用していた備品などを市民に有効活用してもらおうと企画した。

 この日は入場整理券を求めて深夜から並んだ人もおり、定員550人分の配布は午前9時の開始から17分で終了。午前10時の第1陣開始に合わせ、藤丸の法被姿の村松社長が「まちなかの灯を消さない、廃虚にしない一念で動いている。(備品は)思い出の品として大事にしてほしい」とあいさつした。

 1回の入場を50人に制限し、「30分間、一度で持ち帰れる分」との条件があったため、藤丸のロゴ入り買い物かごや、飲食テナントなどで使っていた食器、棚などを吟味。大きな袋を持参し、夫と来場した帯広市の大平康子さん(59)は「藤丸さんは昔から利用していた。思い出になる」と笑顔だった。

 落書きコーナーも設けられ、「ありがとう」などとメッセージが寄せられていた。

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