島を戦場にしないで! 市民の会 大集会で平和への意思示す
横断幕やのぼりを掲げながら街頭アピールパレードに出発する参加者=23日午後、新栄公園
「私たちの住む島を戦場にしないで! 平和大集会」(島を戦場にさせない市民の会主催)が23日、新栄公園で開催され、「話そうよ、聴いてみようよ、考えようよ」をテーマに参加した120人(主催者発表)が平和への意思を示した。
オープニングでは、地元の音楽バンドによる「切手のない贈り物」「戦争は知らない」「戦争を知らない子供たち」などが演奏され、参加者全員で童謡「ふるさと」を合唱した。
リレートークで代表世話人の宮良純一郎さんは「安保3文書改訂から1年がたった。その後、PAC3のやオスプレイの着陸、民間の港に米軍の寄港、米軍と自衛隊の合同訓練など南西諸島の要塞化が進んでいる。市民が要塞化の動きに慣れて声をあげなくなると非常に危険だ。声を上げ続けよう」と声を挙げた。
八重山の戦争マラリアを語り続ける会やアンパルの自然を守る会、カンムリワシの里と森を守る会、ジャーナリストの大矢英代さん、市内の住民らが次々と憲法9条の堅持や戦争を起こさせない外交努力の必要性などを訴えた。
与那国島の明るい未来を願うイソバの会や沖縄県教職員組合中央執行委員会からのメッセージも読み上げられた。
いのちと暮らしを守るオバーたちの会の山里節子さんは、とぅばらーまに乗せて「島は私たちのもの 自衛隊も 米軍もいらない」と声を上げた。
街頭アピールパレードは横断幕やのぼりを手に市街地を行進。JAおきなわ八重山支店前の交差点ではスタンディングPRも行われ、「戦争はいらない」「子どもたちの笑顔がいい」「市民一人一人の思いが伝わるよう連帯してほしい」と呼びかけた。
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