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北羽新報社

未来を創る能代っ子、市に政策提言

能代市内の小中学生が古里の将来を考えた「能代っ子ふるさと会議」(能代市文化会館大ホールで)

 能代市内の中学2年生と小学6年生が一堂に集まり、市への政策提言を行ったり、未来の能代を担う意識を高める「未来を創る能代っ子ふるさと会議」が20日、市文化会館大ホールで開かれた。従来は市内の中学2年生が参加したが、今年から小・中連携の一環として小学6年生も加わった。参加した児童生徒は代表者の発表を真剣に聞いたり、積極的に質問するなどして、古里の未来や課題に考えを深めた。

 市内の中学生が古里の未来や課題を考え、将来能代を担う自覚を高めることを目的に実施。昨年度までは「能代っ子中学生ふるさと会議」として行ってきたが、今年から小学生にも担い手意識を持ってもらうことなどを狙いに市内全小学校の6年生も参加。名称も「未来を創る能代っ子ふるさと会議」に変更した。
 今回のテーマは「持続可能なまちへ 私たちがつくる『わ』のまち能代」。前回に続き、発表に対して聴き手の児童生徒が意見や感想を出し合ったり、斉藤市長や高橋誠也教育長が答弁する「議会形式」で行われ、児童生徒約600人が参加した。
 開会式に続き、東雲、能代南の両中学校の代表生徒が総合的な学習の時間などで取り組んできた学習成果を踏まえ、古里のより良い未来を〝創る〟方策を提言。
 「東雲飛行場を語り継ぐ」と題して発表した東雲は、講話やフィールドワークで学んだことを紹介しながら同飛行場と戦争の歴史を説明。その上で▽情報発信に力を入れ、中学生が関わる▽中学生が戦跡巡りのガイドをする──の2点を提言。「現在もウクライナやイスラエルで悲惨な戦争が繰り広げられているが、能代でも戦争の時代を生き抜いてきたことを忘れず、語り継いでいかなければならない」と訴えた。
 高橋誠也教育長は「東雲中の皆さんが調査・学習活動、展示する際、市が所蔵している資料を提供させていただく。地域の歴史や文化を学び、成果を発表することが後の世代に伝えていくことになる」と講評した。
 また、「安心して暮らせる能代に」というテーマで登壇した能代南は、由利本荘市の県消防学校防災学習館、由利本荘総合防災公園を訪れた経験、避難所開設訓練での成果を発表。「中学生であっても自分たちで何をすべきか判断する必要がある。日頃から地域の防災について情報収集したり、防災学習に取り組むことが重要だと再認識した」と話し、▽高齢者を中心とした安否確認のネットワークづくり▽市職員と中学生が共同で避難所開設訓練を実施▽訓練の際に備蓄品を確認する▽アプリケーションを活用した避難情報の提供──など6点を提言した。
 斉藤市長は現在行っている市の施策を説明した上で「毎年行っている防災訓練の中で、中学生の皆さんや学校と一緒になって訓練したり、備蓄品についても一緒に確認できたら。アプリを活用した情報発信も進めていきたい」などと答弁した。

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