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ミルクネット売り上げ好調 設立4年、年間52.4億円【釧路市】

 生乳卸売会社「MilkNet(ミルクネット)」(釧路市北大通10、福田貴仁社長)が、会社設立からわずか4年で前年比48・2%増となる52億4600万円の年間売り上げを記録。帝国データバンク釧路支店が発表した2022年度釧根管内主要企業売上高ランキングで23位にランクインした。福田社長(39)は「酪農家の皆さまの利益をどのように上げていくか」との会社理念を今後も重点に掲げて経営に当たる方針だ。

 「酪農家の利益重点」 福田社長

  同社は19年に設立。福田社長自ら道東の酪農家や日本各地の乳業メーカーに直接営業し、契約農家や卸先などからの信頼を得ている。20年にはコスト削減のほか、乳価を安定させることやオリジナル商品製作のため、自社独自での生乳輸送を開始。その後も右肩上がりで成長を遂げ、現在は釧路、根室、オホーツク管内の酪農家22戸から毎日145㌧、年間約5万2000㌧の生乳を集荷し、東京や大阪、名古屋のメーカーなどに直接販売するほか、自社のオリジナル牛乳を関東地方で販売している。

  さらに11月からは、酪農家にとって大きな可能性を秘めているという「和牛受精卵」の販売を開始する。乳牛から生乳を生産するためには、毎年乳牛を妊娠させる必要がある。このため道東の酪農家は、同種のホルスタインを人工受精させ、産まれた雌は飼育して乳牛へ、雄は安価で市場に売却することが一般的で、儲けはほぼないという。

 牛の特徴として、例えば和牛同士の受精卵であれば、別種の雌牛に移植した場合でも和牛が産まれてくる。この特徴を生かすため同社と山形県の企業が協力し、市場価値が高い和牛の受精卵の研究を1年ほど前から開始。処分する雌の和牛から卵巣を取り出し、新鮮な卵子で体外受精卵を生産することで、高い受胎率ながら安価な「和牛受精卵」を完成させた。

 すでに契約農家には説明を行い、期待の声や注文も入っているという。同社の契約農家が飼育する雌牛は約8000頭で、和牛の生産がうまく進んでいけば、酪農家のプラスになることは確実。同社にとっても、和牛の流通と海外への輸出までも視野に入れており、すでに準備を進めている。

 福田社長は「他地域から出て来た自分を信じてくれた酪農家の人たちに感謝している。近年道東地域は暗い話題も多いが、農業にはまだまだ可能性がある。酪農家たちの利益を上げていく理念を忘れず、これからも頑張っていきたい」と意気込んでいる。

 同支店によると、設立4年目で売り上げ50億円を突破した企業は、漁業が繁栄していた時代の水産業で多少はあったが、それ以外での記録はないとしており「地域にとっても非常に明るい話題。今年度の売り上げも順調に推移しており、今後も期待したい」と話している。

「道東の農業にはまだまだ可能性がある。酪農家の利益を上げるため、これからも頑張っていきたい」と話す福田社長

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