中学2年生が職業体験 みらいウオーカーズ★UBE【宇部】
〝仕事とは何か〟学ぶ
宇部市の中学2年生を対象とした職業体験イベント「みらいウオーカーズ★UBE」が4日、俵田体育館で始まった。販売、サービス、医療など30社がブースを設置し、生徒たちは〝その道のプロ〟から仕事の一端を教わっている。5日まで。
地域に根差した企業の魅力をじかに発信することで、就きたい仕事や就業の意義について考えるきっかけにしてもらおうと、市教育委員会が2021年から開催。2日間で市内の公・私立14校の1315人が学校単位で参加する。
開会行事では市教委の野口政吾教育長が、映画監督の庵野秀明さんら宇部出身の著名人の名前を挙げ「彼らも皆さんの年齢の頃、努力を重ねていたからこそ夢がかなった。多くのブースを回って、将来の職業選択の参考にして」と呼び掛けた。
生徒を代表して桃山中の加藤亮祐君が「イベントを通じて仕事とは何かということを感じ取り、今後の人生に生かしたい」とあいさつした。
初日の午前は桃山、藤山、東岐波、宇部総合支援学校の合わせて341人が来場。生徒たちはじっくりと会場を見て回り、興味ある職種のブースで担当者から業務内容について説明を受けた。1ブース20分程度の時間で仕事の体験に挑戦した。
ジーマエンタープライズワイズヘアーグループのブースでは、マネキン人形を使ってヘアアレンジを体験。宇部蒲鉾では、かまぼこの箱詰めや宅配袋の梱包(こんぽう)作業を行った。宇部警察署の空き缶指紋採取なども好評だった。
全日空で飛行機を誘導する「マーシャリング」を体験した岩雲蓮君(藤山中)は「専用のパドルを持って腕を上げたり下げたりする動作が意外と大変。人の命を預かる大切な仕事だと教わり勉強になった」と満足そうだった。
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