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公演500回の節目で祝賀会 民俗芸能の継承・発展に気持ち新た 郷土芸能の夕べ

郷土芸能の夕べ公演500回を記念する祝賀会の座開きで「鷲ぬ鳥節」を踊る参加者ら=24日午後、南の美ら花ホテルミヤヒラ

 八重山の舞踊や歌謡を月に数回、石垣市民会館で披露している「郷土芸能の夕べ(芸夕)」の公演が今月22日に500回の節目を迎え、市内ホテルで24日、記念祝賀会が開かれた。来場した八重山舞踊の踊り手や唄者らがこれまでの歩みを振り返り、民俗芸能の継承と発展へ気持ちを新たにした。

 芸夕は1996年3月にスタート。祝賀会実行委員会によると、同年4月12日、宇根由基子舞踊研究所の第1回を皮切りに各舞踊研究所、三線研究所を中心にここまで28年間公演を重ね、今月22日に星流星風会・前盛フミ舞踊研究所が公演500回目の記念舞台に立った。定期的な公演は月に数回、金曜日午後7時から市民会館中ホールで行っている。

 八重山の民俗芸能は、豊かな実りを願う祭の場だけでなく、日常の暮らしの中で唄い踊り継がれてきたもの。芸夕では、生活に根ざした民俗芸能を唄や踊りを紹介するバラエティーに富んだプログラムを楽しむことができ、観光客や地元住民に親しまれている。

 祝賀会で蔵下芳久実行委員長はこれまで携わってきた関係者に感謝し、「次は1000回公演を目標に、芸能の夕べを守り育てていこう」と決意。

 八重山民俗舞踊保存会の與那國久枝会長は乾杯の音頭で芸夕が学び・育成・創造・コミュニケーションの場として確立されていると強調、「文化のある町は豊かで平和になっていく。私たちにとってもいつまでも幸せをいただける町をつくっていけたら」と述べた。

 中山義隆石垣市長も訪れ、八重山の芸能について「世界に誇れる貴重な文化」とあいさつ。市役所旧庁舎跡地に建設予定の複合型商業施設で八重山舞踊や歌謡などが披露できるシアターも整備されると紹介。「芸能自体が仕事になるプロの人も出てくるような時代がくれば、島の伝統芸能が次の世代に継がれていくのでは」と期待した。

 祝賀会には踊り手や地謡関係者ら150人近くが参加。約100人の踊り手による「鷲ぬ鳥節」の後、映像で28年間の思い出を共有した。

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