鐘を打ち世界の恒久平和を願う参列者ら＝21日午後、新栄公園

　「国際平和の日」の21日、石垣市新栄公園世界平和の鐘鐘楼前で平和祈念鐘打式（世界平和の鐘の会沖縄県支部主催）が行われた。参列した支部関係者や市民らは世界の紛争停止と恒久平和を願い鐘の音を響かせた。

　国際平和の日は、1981年に定められた。全世界の紛争当事者に対し、24時間の停戦と非暴力を呼び掛けている。ニューヨークの国連本部でも「平和の鐘」が鳴らされている。

　あいさつの中で大松宏昭支部長は、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、北朝鮮の核ミサイル開発、核兵器使用危機が高まっていること示し「命の危険にさらされ暮らしている方々が大勢いる。これからも世界恒久平和の実現の思いを発信し続ける」と決意。

　中山義隆市長のあいさつを代読した大城智一朗市民保健部長は「世界の恒久平和の理想に一歩でも近づくには、相手の立場に立ち少数意見に耳を傾け対等な関係を築くことが大切」と述べた。

　この後、参列した石垣市議や市職員も鐘を打ち鳴らした。