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長野日報社

経験つなぐ「子供御柱」 古御柱祭を受け継ぐ諏訪市中金子区 長野県

御柱やV字型のメドデコに乗っておんべを振る諏訪市中金子の子どもたち

 長野県諏訪市中金子区27日、次代への継承を目的とした「子供御柱」があった。諏訪大社御柱祭を前に前回建てられた上社の御柱を横たえる御柱休めをはじめ、「古御柱祭」と呼ばれる一連の神事を古来から受け継ぐ同区。小中学生や園児たちが御柱の曳行やメドデコ乗り、木やり、ラッパなどで活躍し、2028(令和10)年の次回御柱祭への一歩とした。

 子どもや保護者、若連メンバー、区役員ら約300人が参加した。八立神社で安全祈願の神事を行った後、小泉寺近くの折り返し点に向かって曳行を開始。子どもたちは長さ6メートルの御柱や、前部に付けたV字型のメドデコに代わる代わる乗り、山吹色のおんべを振って「よいさ」と元気いっぱいの声を響かせた。

 木やりの小学生とラッパ隊の中学生らは、暑さに負けず練習成果を堂々と披露。中洲小児童でつくる中洲黄金太鼓は勇壮な太鼓演奏で曳行を後押しした。子ども木やりの児童(11)=同小6年=は「息が続かないことがあったけれど、楽しくできた。次の御柱祭は高校生。ラッパか木やりで関わることができたら」と笑顔で話した。

 区と若連は独自に技術と経験の継承に力を入れ、子供御柱を行ってきたが、御柱年の昨年は新型コロナの影響で実施できなかった。中止すると継承が難しくなることから1年越しの開催を決め、春から準備を進めた。岩波弘之実行委員長は「令和10年への始動という位置付け。次世代に経験をつなぐことができた」と語った。

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