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宇部日報社

連日〝満員御礼〟 最古級のプラネタリウム胸に刻む、青少年会館閉館イベントで最後の投影会【宇部】

 6月に閉館した宇部市の青少年会館で、最終イベント「うべプラネタリウム『また会おう』投影会」が開かれている。市民や天文愛好家がそれぞれの思い出に浸りながら、歴史あるプラネタリウムの最後の姿を胸に刻みつけている。  

 同館は1967(昭和42)年に青少年の活動拠点として建設。市民の文化活動の場としても親しまれてきたが、築50年以上が経過し、耐震性の観点などから、もともと数年後に廃止する方向性がまとまっていた。しかし、2月に外壁の一部が剥がれて落下しているのが見つかり、閉館を早めた。市は土地を含めて売却を検討している。  

 プラネタリウムの投影機は、同館と同じ67年の五藤光学製「VENUS(ビーナス)S―3」で、国内最古級として稼働。最終イベントの企画・運営は、同館で投影会を続けてきた宇部天文同好会(久幸美雄会長)が担っている。10~20日の10日間に、延べ600人が参加する予定という。  

 16日の投影会では、65の客席がほぼ満席となった。参加者は直径8㍍のドームに映し出される満天の星に包まれながら、星座の特徴や伝説、船乗りの目印となってきた歴史などに関する久幸会長(80)の解説に耳を傾けた。  

 参加者の岡藤弦一君(山口大付属山口中1年)は小学生の時から投影会に通ってきた。「会長の語り口が面白く、手動なので分かりやすい。この先も残ってほしい」と惜しんだ。  

 プラネタリウムの入り口付近では、投影機の構造などについて説明するパネルを展示し、寄せ書きコーナーも設けた。最終イベントへの参加は事前予約制で、既にいっぱいになっている。  

 2005年に就任し、プラネタリウムの解説役を務めてきた久幸会長は「古い仲間たちが足を運んでくれてありがたい。星の世界は自由で、誰にでも平等。この場所での活動は終わるが、観測会や講演会といった活動は今後も続けていきたい」と話した。  

 同会では投影機の存続を目指し、資金を集めるためのクラウドファンディングを検討している。募金などの問い合わせは西村文音副会長(電話080―2900―2562)へ。

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