全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

手遊び歌、絵本で楽しく 「島むにしあしば~」開幕 沖永良部島で方言イベント

シマムニ(沖永良部島方言)による絵本「はらぺこあおむし」を楽しむ子どもたち=23日、鹿児島県和泊町

 シマムニ(沖永良部島方言)継承に取り組む鹿児島県和泊町の町民有志主催の方言イベント「島むにしあしば~」が23日、沖永良部島で始まった。初日は和泊町の和泊幼稚園で「よーしゃぬおーまむしとぅあしばー!(はらぺこあおむしと遊ぼう!)」があり、島内の親子9組、小学校教諭、研究者など約40人が参加。シマムニを使った手遊びや絵本読み聞かせで、シマムニを聞く、話す、歌う楽しさを味わった。

 手遊び歌「タマナヌ ナーカラ(キャベツの中から)」では、指人形を使って「アチャ(お父さん)」「アマ(お母さん)」など、シマムニでの家族の呼び方を練習。子どもたちも一緒に大きな声で歌った。

 絵本の読み聞かせでは「はらぺこあおむし」をシマムニ話者がシマムニで読んだ後に共通語でも読み、シマムニが分からない人も聞いて学べるようにした。子どもたちは途中、「ティーチ、ターチ(一つ、二つ)」とシマムニで絵本にある果物を数えたり、せりふをまねたりし、共通語とは違う発音やリズムを楽しんでいた。

 後半は沖永良部島にある素材で作った「えらぶ色クレヨン」による塗り絵やソテツの葉を使った遊びもあった。

 普段から同幼稚園でシマムニに親しんでいるという園児は「塗り絵が楽しかった。シマムニを話すのは楽しい」と満足した様子。園児の母親は「島外出身だが、島のことに興味があり参加した。子どもがシマムニを使っているのを聞いてびっくり。もうすっかり島の子だと感じた」と笑顔で話した。

 イベントは、幅広い世代にシマムニに興味を持ってもらい、楽しみながら学んでもらおうと初めての企画。この日はシマムニ継承に取り組む島民や研究者による情報交換会もあった。26日はシマムニを使いながらの「島の野菜で親子クッキング」を開催。28日はシマムニを交えながら沖永良部産黒糖焼酎や島唄を楽しむ「島むにだりゃみ」がある。

関連記事

紀伊民報社

本州で一番早い夏 白良浜海水浴場で海開き

 大型連休の後半が始まった3日は晴天に恵まれ、和歌山県紀南地方の観光地は多くの観光客でにぎわった。白浜町の白良浜では「本州で一番早い夏」と題して海水浴場開きがあり、待ちかねた若者らが海に飛び込ん...

新千歳で「開港100年記念展」 北海1号機が壁画に

2026年10月に開港100周年を迎える新千歳空港で6日まで、「開港100年記念アート事業作品巡回展」が国内線ターミナルビル3階の大空ミュージアムで開かれ、飛行機などをあしらった壁画が訪れた人の目...

自慢のしょうゆラーメン食べに来て! 新得・みうら商店 9日に町中華店オー..

 新得町で食品製造・販売業を営む「みうら商店」が、9日に中華料理店をオープンする。腕を振るうのは道外のラーメン店で修業経験がある三浦貴宏社長(50)。長年、夢見てきた地元での飲食店開業を目前にし、...

荘内日報社

地域の宝 伝統芸能楽しむ 河内神社春祭典 「山戸能」「山五十川歌舞伎」地元役..

 鶴岡市山五十川の河内神社の春祭典が3日、同地区で行われた。地域に伝わる県指定無形民俗文化財の「山戸能」と「山五十川歌舞伎」が同神社境内の山五十川古典芸能伝承館で奉納上演され、大勢の見物客がステージ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク