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夏祭りシーズンスタート 先陣切り、龍郷ふるさと祭  奄美群島

群島のトップを切り、4年ぶりの通常開催となった龍郷ふるさと祭の舟こぎ競争=23日、鹿児島県龍郷町

 鹿児島県奄美群島の夏祭りシーズンが始まった。23日はトップを切り、龍郷町の「奄美群島日本復帰70周年記念第31回龍郷ふるさと祭」(協賛会主催)が開催され、奄美の夏を象徴する舟こぎ競争や打ち上げ花火に加えて、新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたステージイベントも4年ぶりに復活。会場はコロナ禍以前のプログラム開催を待ち望んだ人々でにぎわった。

 群島内では7月に和泊町、8月に奄美市3地区と大和村、瀬戸内町、喜界町、天城町、知名町、与論町、10月に宇検村と徳之島町、11月に伊仙町で祭りが催される予定。ほとんどがコロナ禍前と同じプログラムでの通常開催となる見込みで、「奄美群島日本復帰70周年」の機運醸成に向け、復帰記念を冠して開催する自治体も多い。

 皮切りとなった龍郷ふるさと祭は舟こぎ競争で開幕。3部門計60チームが出場し、選手たちは息の合ったかいさばきで力強く水しぶきを上げた。会場の玉里漁港沿岸では詰め掛けた観衆がチヂン(太鼓)を打ち鳴らし、声援を送った。

 4年ぶりのステージイベントは町民らによる島唄や八月踊り、ミュージカルなど多彩に展開。会場の町中央グラウンドには飲食出店も並び、夏祭りらしい風景が広がった。

 祭りを締めくくる花火は午後8時半ごろスタート。玉里漁港付近から立て続けに打ち上がり、約1300発が夜空と水面を彩った。龍郷湾を囲む岸壁には町内外から多くの人々が訪れ、夏祭りシーズンの始まりを告げる花火を見上げた。

 祭りの開催に当たっては、4年ぶりの備品買い替えや物価高騰などでコロナ禍前を上回る資金が必要となり、関係者は寄付集めに奔走。協賛会長の竹田泰典町長は「通常開催を再現できたのは、町民ら関係者の理解と協力のおかげ」と感謝した。

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