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棟方志功の肉筆画初公開 長野県諏訪市のサンリツ服部美術館

棟方志功の肉筆画などが並ぶサンリツ服部美術館の会場

 長野県諏訪市のサンリツ服部美術館は、日本人画家の作品を集めた企画展を開いている。世界に誇る板画家、棟方志功(1903~75年)の生誕120年を記念し、初公開の肉筆画を含む23点を展示。同館所蔵のコレクションから、棟方の力強く、躍動感あふれる作品が楽しめる。一部入れ替え、来年2月25日まで。

 棟方の作品は、倭画と呼ばれる肉筆画など8点。初めて飾る「大知念輪大不動明王尊像」は、険しい顔つきで知られる不動明王をどこか愛らしい表情で描く。ふくよかな天女をモチーフにした「昂祭双飛神図」は、鮮やかな彩色と勢いのある筆遣いで情熱が伝わる一枚となっている。板画、陶磁器もそろう。

 「彼の地で描く 此の地で描く」と題した企画展。1章で明治末期から昭和にかけてヨーロッパに渡り描いた風景画、2章で日本の景色や花に関する作品を紹介する。牧野義雄(1870~1956年)の「ハイドパークのサーペンタイン湖」は近年寄贈を受けた油彩画で、霧に覆われた公園と対岸にともる幻想的な明かりが美しい。

 同館学芸員の木村裕美さんは棟方の作品に触れ、「一堂に紹介することはないのでぜひこの機会に。ほとばしるエネルギーや面白みのある色使いを間近で感じてほしい」としている。

 午前9時30分~午後4時30分。休館は8月14日と祝日を除く月曜日、9月19日~10月6日。入館料は大人1100円、小中学生400円。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

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