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紀伊民報社

「乾杯条例」から10周年 梅酒の聖地目指そう

女子野球選手が「梅酒で乾杯」をPRするポスター。条例制定から10周年を迎える

 和歌山県田辺市で「梅酒で乾杯条例」が制定されてから、今年で10年を迎える。これをきっかけに誘客促進や梅の消費拡大を図ろうと、市と民間団体でつくる「梅酒ツーリズム事業実行委員会」が発足。絶景と梅酒を楽しめる空間づくりなど多彩な取り組みを通して、「梅酒の聖地」になることを目指すという。

 梅酒ツーリズム事業は、大阪・関西万博が開かれる2025年度までの3年間実施。実行委には市や田辺観光協会、田辺商工会議所、紀州田辺梅干協同組合、田辺飲食業組合、市熊野ツーリズムビューローなど12団体が参加している。
 事業のコンセプトは「シェアしたくなる梅酒旅」。梅酒への消費意欲が高い20代女性を主な対象とした取り組みを進めるという。
 具体的には、絶景空間で梅酒を味わう「梅酒テラス」を夏季に扇ケ浜海水浴場、観梅シーズンには紀州石神田辺梅林に設置。今秋には、梅酒の飲み歩きなどが楽しめる「梅酒フェス」を予定している。
 また、梅酒で乾杯条例を周知する看板を市内20カ所に設置。飲食店や宿泊施設では、地元産の梅を使った自家製梅酒やオリジナルカクテルを提供する。「梅酒のまち」を印象付けるとともに、飲み歩きたくなる環境づくりをしたいという。
 実行委事務局の観光振興課は「一口に梅酒といっても、その種類はさまざま。一大産地だからこそ作られるおいしい梅酒を、積極的にPRしていきたい。梅干しなどの梅製品にも興味を持ってもらい、地域全体で消費拡大に取り組んでいければ」と話している。

【梅酒で乾杯条例】 正式名称は「田辺市紀州梅酒による乾杯及び梅干しの普及に関する条例」。13年12月、議員提案で制定された。梅酒や梅ジュースで乾杯する習慣を広めるとともに、梅干しなど梅製品を積極的に普及させ、地域活性化を図ることを目的にしている。

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