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コーヒー栽培のノウハウ次世代へ 産地化目指し名瀬で植樹イベント

コーヒー苗の植え付け作業に汗を流す参加者=20日、奄美市名瀬

 奄美市名瀬芦花部の山間部にある農地で20日、コーヒー苗の植え付けイベントがあった。同市名瀬の農業生産法人「うむい」が企画。同市で子どもの育成支援に取り組む団体や島外の経営者ら約30人が参加し、約11万平方メートルの農地に100本の苗を植え付けた。将来的には1万本を植え付ける計画で、奄美群島のコーヒー栽培モデル確立を目指す。

 芦花部地区でのコーヒー栽培は、徳之島で2007年からコーヒー栽培に取り組みながら同法人の取締役社長を務める宮出博史さん(46)と、奄美市など国内3拠点生活を送る実業家の須永珠代さん(49)の発案。

 宮出さんは大阪府出身で、18年から21年まで伊仙町の地域おこし協力隊員を務めた。現在は伊仙町と徳之島町の農園でコーヒーを栽培しており、「15年間で培ったコーヒー栽培の6次産業化のノウハウを、次の世代につなぎたい」と、芦花部地区でのコーヒー栽培への思いを話す。

 今回植え付けたのは、宮出さんが徳之島の森で3~4年かけて自生させたイエローブルボン種の苗木。収穫までに2~3年を要するという。苗の植え付けに当たり、以前、蚕の飼育用の桑を栽培していた農地を購入した。

 「うむい」の役員も務める須永さんは「前世代の産業を支えてくれていた場所で、新しい産業に取り組めることに縁を感じている」と話し、「ボランティアの学生や地域の方の手を借りながら少しずつ植樹して、奄美群島5島で10万本を目指したい」と、将来への展望を語った。

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