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長野日報社

老舗の和菓子 食用炭で真っ黒に 南箕輪村で限定販売 長野県

伝統の和菓子が真っ黒な姿で新商品となり、PRする老舗各店の店主ら=大芝高原味工房

長野県の南箕輪村開発公社は1、2の両日、村内大芝高原のアカマツが原料の食用炭を使った和菓子を同高原の大芝の湯と味工房で数量を限定して販売する。伊那市内三つの老舗店が作るまんじゅう、ドーナツ、かりんとうドーナツ。伝統の味が真っ黒な菓子に姿を変える。

創業148年の老舗亀まん(伊那市日影)は「黒亀まん頭」を用意。定番の「亀まん頭」の薄皮生地に炭を使ったほか、中身はこしあんから粒あんに変えた。平澤源司専務(36)は「主力商品の初めての派生商品。150年に及ぶ店の歴史の中で、伝統を守りつつ新しい亀まんの姿、変化を楽しんでもらえれば」と話す。1個150円。

100年以上の歴史を誇る菊香堂(同市坂下)は、「真っ黒どーなつ」を商品化。駒ケ根市産の黒ゴマをはじめ牛乳や卵、ハチミツなど地元産にこだわった。店主の赤羽政治さん(63)は「アカマツがもたらす健康への効果と共に、安心して体にいいお菓子として味わってもらえれば」と期待する。1個250円。

80年に及ぶ伝統の増田屋製菓(同市山寺)は、人気のかりんとうまんじゅうをベースに「ブラックカリマン」を提供。カリッとした食感を残し、できるだけ黒色にしようと配合具合にこだわった。こしあんにも炭を使い、飯島秀昭社長(57)は「バランスよく仕上がった」と胸を張る。1個150円(大芝の湯、味工房では3個セット販売)。

村観光協会は、松枯れが急速に進む大芝高原のアカマツの間伐材の活用策として、食用炭に着目。公社や村内の飲食店などがこれを活用したメニュー開発を進め「ブラメシ」として展開しており、今回の3種の菓子も新たにラインナップに加わった。問い合わせは味工房(電話0265・76・0054)へ。

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