名称は「輝サーモン」 地元八森小児童のアイデア採用

菊地社長からサーモンの名前の採用決定通知書を受け取る吉田さん(右)
八峰町の岩館漁港でトラウトサーモンの養殖事業を行っている「八水」(菊地陽一社長)は、サーモンの名前を「輝(かがやき)サーモン」に決定した。同町八森小の全校児童から名前を募り同社が選び、21日に同校でセレモニーを開いて名前をお披露目。アイデアが採用された吉田萌々羽さん(3年)は「漁師の人たちにたくさんのサーモンを育ててもらい、多くの人に食べてほしい」と話した。
サーモンの養殖事業は、近年のハタハタの漁獲量減少や漁船の燃料費高騰で苦境に立つ漁業者の収入確保や、漁師の担い手不足解消を目指し、県が昨年度、県漁協に委託。実務は若手漁師らでつくった八水が担い、昨年5月に約360匹を水揚げし、イオン東北(秋田市)が「岩館サーモン」と命名して県内各スーパーで販売した。
2年目の今季は県の「秋田版蓄養殖フロンティア事業費補助金」と町の「つくり育てる漁業推進補助金」を活用し、八水の事業として昨年12月27日から進めている。
町の新たな特産・ブランド魚に育てるため、養殖サーモンに正式な名前を付けることを決めた。子どもたちにサーモンをはじめ魚に興味を持ってもらいたいと、同社は町を通して八森小の児童たちに名前を考案してもらえるよう依頼。今月3日に代表児童が菊地社長(43)=同町八森岩館=に64枚の応募用紙を手渡し、同社の社員が選んだ。
21日は同校ランチルームに1~4年生と6年生約70人が集まり、モニターに採用作品が映し出された。吉田さんの「輝サーモン」の採用が発表されると、児童たちは拍手で祝福。菊地社長は「素晴らしい名前がたくさんあり選ぶのが大変だったが、とてもうれしかった」と述べた。最終候補6種類まで絞った後、輝サーモンに決めたという。
吉田さんは「自分の考えた名前が選ばれるとは思わなかった。魚のおなかの部分がキラキラしているように見えたのでこの名前を付けた」と話し、「スーパーなどで並んでいるのを見たら、私が付けた名前と自慢したい」と笑顔を見せた。
菊地社長から吉田さんに採用決定通知書とサーモン1匹の目録が手渡された。サーモンは4月下旬から5月上旬にかけてプレゼントするという。
菊地社長は「みんなが輝けるようにと輝サーモンにした。大人では考えつかないような名前もあり、本当に募集して良かった。子どもたちにもサーモンをたくさん食べてほしい」と語った。
サーモンは4月下旬から5月上旬にかけて水揚げし、「白神育ち」というサブタイトルを付けて出荷する。イオン東北系列の各店をはじめ、いとく、タカヤナギでも販売される予定。
関連記事
誘致機運を盛り上げ 日ハム期成会 新ポスター作成 苫小牧
苫小牧商工会議所が中心となって組織する期成会、プロ野球北海道日本ハムファイターズ2軍施設を誘致する会(会長・宮本知治同商議所会頭)は、誘致の機運を盛り上げようと新しいポスターを作成した。 ...
広尾・十勝港 水揚げ全国10位 マイワシけん引 グルメも脚光
青森県八戸市は2025年の全国主要漁港(市場)の水揚げ高と数量(速報値)をまとめた。水揚げ数量は、広尾(十勝港)が5万5698トンで10位となった。トップ10入りは2023年以来2年ぶり。マイワ...
しけの合間寒鱈わずかに… 今冬出漁2、3回にとどまる 冬場の漁厳しい状況続く ..
しけの合間を縫って19日、庄内浜の沖合で本格的な底引き網漁が行われた。鶴岡市の由良漁港では、午後に帰港した船からはズワイガニやマダイなどが多数水揚げされた。一方で庄内の冬の味覚・寒ダラ(マダラ)の...
1万本のダイコンゆらゆら、阿知須で寒漬けづくり【山口】
20日は、一年で最も寒さが厳しくなるとされる二十四節気の一つ「大寒」。山口市阿知須の農産物生産・加工販売「あぐりてらす阿知須」(長尾智美社長)では、ダイコンの寒漬け作りが最盛期を迎え、やぐら干...

