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歌やダンス 節目の熱演 おびひろ市民ミュージカル第20回公演

 おびひろ市民ミュージカル(通称obiカル)の第20回公演「オリバー・ツイスト」が19日、帯広市民文化ホール大ホールで開かれた。昨年12月からの延期を経ての開催で、出演者たちの全身全霊の歌やダンス、主人公が生きる希望を見いだしていくストーリーに観客1038人が引き込まれた。

孤児たちの生活を演じるobiカルの出演者たち

 2003年に市民参加型のミュージカルとして立ち上がったobiカル。昨年12月25日に節目の20回公演が予定されていたが、出演者のコロナ感染で延期となっていた。出演者たちは約2カ月の稽古の延長を乗り越え、この日を迎えた。

 作品の舞台は19世紀初頭の英国ロンドン。孤児として育った主人公、オリバー・ツイストがフェイギン率いる窃盗団に出会い、彼らが懸命に生きようとする姿から自らの人生に希望を見いだしていく物語。

 会場に響き渡る力強い歌声やリズミカルなダンスに会場からは拍手が送られ、窃盗団の子どもたちを守るために絞首刑となったフェイギンとオリバーのラストシーンに観客は目頭を熱くした。

 観客の1人で芽室中2年の女子生徒(14)は、自らも2週間後に所属劇団の公演を控えているといい「同世代の演者たちの演技に刺激を受けた」と話した。母親(34)は「延期でモチベーションを保つのに苦労したと思うが、出演者たちはキラキラしていた」と話し、感動した様子だった。

公演を終え、会場からの拍手に応える出演者たち

 主人公を演じた帯広豊成小6年の荒井亜子さん(12)はソロ歌唱後の会場からの大きな拍手を受け「うれしさ8割、感謝2割の気持ちだった」と話し、「このメンバーでやるオリバー・ツイストがこれで最後だと思うと涙が出た」とラストシーンを振り返った。

 obiカル初出演で重要な役どころフェイギンを演じた士幌小教諭の中村栄之さん(53)は「温かい仲間たちの支えのおかげで一つのものを作り上げる楽しさを学んだ。この年になっても挑戦することは勇気がいることだったが、やって良かった」と達成感をにじませていた。

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