合掌寺で安息祈願し寒水行【釧路】
佐々木住職と大荒行堂を共にした僧侶らが寒水行
釧路市大楽毛3の日蓮宗合掌寺(佐々木光照住職)の佐々木住職が、世界三大荒行の一つ、日蓮宗大荒行堂に国家安泰、釧路の発展を祈念して、昨年11月1日から今月10日までの百日間、入行した。19日には荒行堂を共にした僧侶6人と共に帰山式として、厄払い祭を行い、住職らが寒水行で今年一年の厄払いと安息を祈願した。
佐々木住職の大荒行堂入行は今回で5行目。その荒行はお堂にこもり、自らの罪障を消滅させるため寒水に身を清める1日7回の水行と、16時間以上の読経。朝夕2食の薄がゆ、みそ汁、梅干しの粗食に、睡眠時間は2時間半という死と蘇生を秘めた過酷なもの。
同寺は1996年から毎年、節分の時期に合わせて水行で身を清め参拝者の厄払いを行っている。水行は日蓮宗の修行の一環で、今年は大荒行堂を共にした佐々木住職を含め僧侶7人が参加。厳しい寒さの中、寺前に作った結界内で下帯姿の佐々木住職らが、水行肝文という経文を唱えながら、桶の水を何度も浴びた。
身を清めた後は厄払い祭を行い、参拝者一人ひとりの無病息災、家内安全、合格祈願、安産、商売繁盛などを祈念した。
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