山口市秋穂東の大昌寺で大みそかを迎えるイベント「おおみそか│除夜の鐘、イルミネーションとともに」が、３１日に開かれる。河村剛俊住職の孫で、岡山市在住の高校１年生、河村尚徳君が企画したもので、秋穂の活性化に一役買う。　

　河村君は秋穂出身で、昨年、得度して同寺の徒弟となった。教育格差の是正に向けて、一般社団法人ふじを立ち上げ、ボランティア活動にも励みながら活動の中で出会った議員らと交流しつつ、地域活性化のアイデアを学んでいるという。

　今回のイベントは、生まれ育った秋穂を活気づけたいと初めて企画。思いに共鳴した支援者の寄付で購入した９０００個の青や白色の電球を境内全体に巡らした。参道の両端に置くろうそくに調和するよう、色とりどりに点滅する電球で飾った門が目玉となる。

　来年以降も実施し、同地区のイベントとして定着させ、大学卒業後は秋穂の盛り上げに尽力する住職になりたいと夢を語る。「秋穂を元気づけたい思いで企画した。ぜひ、足を運んでほしい」と呼び掛けている。

　午後５時半～午前０時半にイルミネーションを点灯。午後１１時半から同寺の除夜の鐘を誰でも突くことができる。１２月２９、３０日と来年１月１、２日は午後５時半～７時にイルミネーションだけ実施する。