大高書道部、上野さん最高賞 全日本高校・大学生書道展 団体も10位入賞

第27回全日本高校・大学生書道展で大賞を受賞した上野さん(前列右から4人目)と、個人、団体ともに入賞した大島高校書道部=12日、鹿児島県奄美市名瀬
第27回全日本高校・大学生書道展(日本書芸院、読売新聞社主催)の審査結果が13日までに発表され、鹿児島県奄美市名瀬の県立大島高校書道部(木村文音顧問、部員19人)が団体・高校の部で10位入賞、3年生の上野凛さんが個人の部で大賞に輝いた。同校の団体入賞は2019年以来、3年ぶり。個人の部では上野さんのほか、8人が入賞した。
7998点の出品作品の中から、最高賞の全日本高校・大学生書道展大賞55点、同書道展賞328点、優秀賞596点が選ばれた。大島高校は、書道部と2年生の書道授業選択者が計108点を出品。個人の部の入賞作品は大賞1点、書道展賞3点、優秀賞5点だった。
個人の部で大賞を受賞した上野さん(3年)は「出品作は木村先生に『感じるものがある』と言われ、特別な作品になった。書道は『自分だけの字』が形になっていくのが楽しい。今後も書道ができる場があれば、続けていきたい」と笑顔で話した。部長の山下優美さん(2年)は「入賞できると思っていなかったのでうれしかった。最初はうまくいかず落ち込むこともあったが、友人や先生のアドバイスを受け、良い結果を出せてよかった」と入賞の喜びを語った。
木村顧問は「構成も書体も、生徒自身が書きたいと思うものを自分で決め、一から自分の作品を作り上げられるように指導している」と語り、「部員の9割が高校から書道を始めたが、先入観が少なく成長がとても早い。気持ちは字に表現されるので、楽しんで書くことが一番大切」と話した。
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