全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

孤高の画家・田中一村しのぶ 奄美大島 終焉の地で一村忌

ソテツの葉を田中一村の遺影と祭壇にささげ、冥福を祈った一村忌=11日、鹿児島県奄美市名瀬

 鹿児島県奄美大島で69年の生涯を終えた孤高の日本画家・田中一村(1908~77)の命日に当たる11日、奄美市有屋にある一村終焉(しゅうえん)家屋で第34回「一村忌」が行われた。地元有志ら約20人が参加し、一村をしのんだ。

 一村を顕彰するため、有志で組織する一村会(美佐恒七会長)が毎年開催。今年は命日と日曜日が重なったことから、一村をしのび学ぶ「一村キッズクラブ」(県奄美パーク田中一村記念美術館)の活動と合同で行われた。午前中開催は初めて。

 参加者は約1時間かけて家屋周辺を清掃した後、家屋の縁側に設けた祭壇に手を合わせて冥福を祈った。新型コロナウイルス感染対策として屋外開催を予定していたが、献杯の途中で雨が降ったため屋内に移動。参加者から「一村さんが『家に入りなさい』と言ったのかも」などの声も聞こえ、和やかな雰囲気の中で執り行われた。

 美佐会長(74)は「一村は作品だけでなく、生き方に感銘を受けるファンも多い。一村の生涯を若い世代に伝えていければ。コロナの収束後の命日には、八月踊りや島唄で盛り上げたい」と話した。

 田中一村は1908年7月、栃木県生まれの日本画家。50歳で奄美大島に移住し、大島紬の染色などをしながら数々の傑作を残した。

関連記事

紀伊民報社

本州で一番早い夏 白良浜海水浴場で海開き

 大型連休の後半が始まった3日は晴天に恵まれ、和歌山県紀南地方の観光地は多くの観光客でにぎわった。白浜町の白良浜では「本州で一番早い夏」と題して海水浴場開きがあり、待ちかねた若者らが海に飛び込ん...

新千歳で「開港100年記念展」 北海1号機が壁画に

2026年10月に開港100周年を迎える新千歳空港で6日まで、「開港100年記念アート事業作品巡回展」が国内線ターミナルビル3階の大空ミュージアムで開かれ、飛行機などをあしらった壁画が訪れた人の目...

自慢のしょうゆラーメン食べに来て! 新得・みうら商店 9日に町中華店オー..

 新得町で食品製造・販売業を営む「みうら商店」が、9日に中華料理店をオープンする。腕を振るうのは道外のラーメン店で修業経験がある三浦貴宏社長(50)。長年、夢見てきた地元での飲食店開業を目前にし、...

荘内日報社

地域の宝 伝統芸能楽しむ 河内神社春祭典 「山戸能」「山五十川歌舞伎」地元役..

 鶴岡市山五十川の河内神社の春祭典が3日、同地区で行われた。地域に伝わる県指定無形民俗文化財の「山戸能」と「山五十川歌舞伎」が同神社境内の山五十川古典芸能伝承館で奉納上演され、大勢の見物客がステージ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク