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平良さん(竹富町上原)最優秀賞 情緒豊かに16人熱唱 2年ぶり有観客 とぅばらーま大会

月夜にそれぞれのとぅばらーまを情緒豊かに響かせた唄者たち=8日夜、新栄公園

 2022年度とぅばらーま大会歌唱の部(同実行委員会主催)が旧暦8月13日の8日夜、新栄公園で開かれた。10代~80代までの男女16人が秋の月の下、それぞれのとぅばらーまを情緒豊かに響かせた。審査の結果、最優秀賞に平良昌裕さん(72)=竹富町上原=、優秀賞に玉代勢秀弥さん(34)=石垣=と嵩本安意さん(84)=新川=が選ばれた。

 戦後、郡民を元気づけるために始まった同大会は、八重山を代表する民謡「とぅばらーま」を正しく継承し内外に発信する目的で毎年開催。昨年はコロナ禍のため無観客での開催となり、2年ぶりの有観客。今回で75回目となる。

 大会には予選を勝ち抜いた15人と関西とぅばらーまチャンピオン1人の計16人が出場。恋心や故郷を思う気持ちなどをとぅばらーまに乗せて熱唱し、審査員が歌唱力や方言の正確さ、情感などを評価した。

最優秀賞に輝いた平良昌裕さん=8日夜、新栄公園

 2006年度から毎年挑戦し、念願の最優秀賞を受賞した平良さんは「これでもかこれでもかと練習して、ようやく最後まで歌うことができた。うれしくて天にも昇る思い。西表島からは初のチャンピオンで、取れてよかった」と語り、「西表で三線教室をしているので、できれば島の後輩たちが民謡を好きになってついて来てくれたら」と期待した。

 新城浩健審査委員長は「唄はスマムニが十分でない人がみられた。一息で歌う際に最後がしりすぼみになっている人もいたので訓練していただけたら。また、タノールが十分に出せない人もいたので、歌いこんで再挑戦してほしい」と講評した。

 作詞の部の表彰式もあり、歴代歌唱の部最優秀賞受賞者やなどが受賞者の作品を歌い上げた。特別賞を受賞した石垣中学校の生徒による歌唱もあった。

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