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頑張れ、たんじろう! 20歳のウミガメ放流 名付け親の園児ら見守る

ウミガメ「たんじろう」の旅立ちを見守る園児ら=10日、鹿児島県奄美市名瀬の大浜海浜公園

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は10日、同館で子ガメの頃から20年飼育したアオウミガメ「たんじろう」を、大浜海岸で放流した。ウミガメの名付け親で、園内のプールで世話したこともある同市名瀬の小宿幼稚園(仲克人園長、園児22人)の園児たちが駆け付け、「頑張れ!」と声援を送って旅立ちを見送った。

 海洋展示館ではけがをしたり産卵時に弱ったりしたウミガメを保護し、年に3~6頭ほどを放流している。小宿幼稚園は昨年11月、改装工事中だった同館の依頼でアオウミガメ3頭を預かり、「たんじろう」「らんか」「きらら」と名付けて約1カ月間世話をした。

 たんじろうは甲羅の長さ61センチ。のんびりとした性格のため長い間、同館で暮らしていたが、専門家から「野生でも生きていける」と太鼓判を押され、このほど後輩カメたちに水槽を譲ることになった。

 園児や職員らが見守る中、たんじろうはゆっくりと浜辺を進み、陸を離れた後も何度も海面に頭を出した。園児たちはそのたびに「頑張れたんじろう」と大声援を送り、姿が見えなくなるまで手を振った。

 たんじろうは左前脚に個体識別用のタグが付いている。海洋展示館主任学芸員の髙村洸介さん(24)は「雄なので産卵で陸上することはないが、近海で確認されることがあるかもしれない。元気に育ってくれれば」と話した。

 小宿幼稚園の園児は「バイバイしてさびしいけど、(水槽より)広い海の方がいい」と笑顔を見せた。

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