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厚真産ハスカップブランド化推進協議会 「北海道遺産」登録を申請

厚真産ハスカップブランド化推進協議会(事務局町役場内)は、厚真産ハスカップの「北海道遺産」登録を目指し、NPO法人北海道遺産協議会(札幌市)に申請した。地域を挙げて栽培し始めて約40年。作付面積日本一を有するまちとして、さらなる認知度アップを図る。

ハスカップ実の摘み

 厚真産ハスカップの起源は、町と近隣の苫小牧市にまたがる勇払原野にある。ここに群生地があり、原野が開発される際、苫小牧東部開発(現在の株式会社苫東)が移植を手掛けた。住民は懇願して町内の畑に移植。そこから地域を挙げて栽培を始めた。よりおいしいものを作っていこうと、各農家が選抜育種を行うなど出荷基準を設け、品質の向上を目指した。その中で「ゆうしげ」や「あつまみらい」といった品種が生まれ、規格を分けて出荷している。

 同推進協議会は、「厚真産ハスカップは、地域の食文化と勇払原野のハスカップ遺伝子を守り、地域の特産品として全国に認知されている」と説明。道遺産になることで、都市部でのPRやブランディング、観光面における誘客コンテンツとしての経済効果なども期待される―とし、2月28日に登録を申請した。

 道遺産は、次の世代に引き継ぎたい歴史や文化、生活、産業など有形・無形の財産。同遺産協議会が選定しており、近隣自治体では、むかわ町穂別の古生物化石群、道内屈指の桜の名所として知られる新ひだか町静内の「二十間道路」の桜並木が選定されている。

 事務局は「北海道遺産になることで、厚真産ハスカップが名産品PRの新たな入り口になれば。生産者が頑張って作ったものをおいしく食べてもらいたい」と話し、同遺産協議会が秋頃に発表する選定結果に期待を寄せている。

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