施設を彩る「ゆめの宝船」（道の駅「長門峡」で）

　山口ゆめ回廊博覧会（２０２１年７月１日～１２月３１日）のシンボルモニュメントとしてＪＲ新山口駅北口交通広場に展示されていた「ゆめの宝船」が、山口市阿東の道の駅「長門峡」に引っ越した。国道９号沿いのふれあい広場に設置され、来店者やＪＲ線の乗客、ドライバーの目を楽しませている。

　山口市、宇部市など７市町で構成する県央連携都市圏域で開催されたイベントにちなみ、阿東在住のチェーンソーアーティスト林隆雄さんが各市町から取り寄せた杉材を使って３カ月がかりで制作した。大きさは長さ６メートル、幅２・８メートル、高さ４・４メートル。船体には各市町を象徴するモチーフが装飾されている。

　博覧会終了後、林さんの意向で市に寄贈され、他地域と阿東の懸け橋、明るい未来を感じさせる阿東のシンボルとして改めて展示することになった。総重量は約６トン。分割したパーツを現地で組み立て、微調整を経て一般公開された。博覧会時と同様、船内甲板に入れるようになっている。道の駅では「ＳＬと宝船のコラボ写真を楽しんで」と呼び掛けている。