丹精込めて育てた野菜や花を販売する児童ら＝6日午前、川原小学校

　川原小学校（石田美喜子校長）の児童らは6日、同校で、自分たちで育てた野菜や花を販売する「川原マーケット」を開催。オープンと同時に地域住民など多くの市民が訪れた。

　生産から販売までを行うキャリア体験の一環で、2015年から実施。児童が▽社長・副社長▽営業課▽デザイン課▽会計課に分かれ、それぞれの業務を行った。

　野菜は苗から学校の畑で児童らが中心となり育て、水やりや肥料をやるタイミング、害虫の防除など地域の人に教わりながら世話した。

　児童たちは「いらっしゃいませー」などと元気いっぱいに接客。種から育てたニンジンや玉ねぎ、ジャガイモ、マリーゴールド、インパチェンスなどが飛ぶように売れた。

　収益は来年度、栽培する種や資材などに充てられる。

　社長を務めた添盛結愛さん（6年）は「みんなで協力して作った野菜が売れてよかった」、當銘優月さん（5年）は「ジャガイモや玉ねぎがたくさん売れた」と喜んだ。

　ニンジンなどを購入した當銘安子さんは「煮込みに使おうと思う」と笑顔で話した。