川本さん宅でトックリキワタの鮮やかな花が咲いている＝8日午前、石垣市真栄里

　師走に入り、石垣市内で桃色や黄色をしたトックリキワタの花が沿道、市街地を彩っている。

　このうち、真栄里の川本隆之さん（65）の自宅では、植樹から10年目にして花が満開になった。「こんなに花が咲いたのは初めて。お花見でもしたい」とうれしそうに話した。

　樹高4㍍ほどの木には桃、黄、白、赤色のグラデーション鮮やかな花が、2週間ほど前から一気に咲き出した。川本さんは「普段は落ちた葉っぱの掃除が大変だが、こんなにきれいに花が咲くとは。つぼみも幾つか残っているので、もう少し楽しめそうだ」と話した。トックリキワタはパンヤ科の落葉高木。原産は南米。9～12月が開花時期とされている。