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長野日報社

災害ボランティアセンター開設 長野県諏訪市

浸水被害を受けた現場で活動するボランティアたち

 諏訪市社会福祉協議会は18日、同市災害支えあいボランティアセンター(本部長・桜井幸雄市社協事務局長)を同市小和田の市総合福祉センター「湯小路いきいき元気館」1階に開設し、ボランティアの受け付けを開始した。初日は31人が参加して被災者から寄せられた7件のニーズ(救援要請)に応じ、浸水被害があった大手町と四賀で片付け作業に汗を流した。

 同センターの設置は2009年8月の豪雨災害以来。市社協が主体となり、県社協と市ボランティア・市民活動センター、諏訪防災ネットワーク、諏訪圏青年会議所、諏訪湖ライオンズクラブと共同運営する。今回は新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を考慮して、市民に限定してボランティアを募った。

 初日は共同運営団体のメンバーを中心に31人が参加。運営スタッフから「被災された皆さんにとっては災害ごみではなく大切な品。本人の意向を確認しながら作業を進めて」などの注意点を聞いて現場に向かい、大手1・2丁目で6件、四賀で1件のニーズに対応した。

 飲食店が並ぶ大手2丁目。木下徳太郎さん(81)宅は、家の前を流れる御蔵溝の内水氾濫で床上浸水の被害を受けた。ぬれたふとんなどを家の中から運び出し、ボランティアが手際よく軽トラックに積み込んでいた。妻と2人暮らしという木下さんは、「(被災し)どうしたらいいか心細かった。本当に助かりました」と感謝しきりだった。

 諏訪市内在住の岩波美保さん(45)は会員制交流サイト(SNS)でセンター開設を知って参加した。豪雨災害があった15年前にもJR上諏訪駅周辺でボランティア活動をしたという。「お年寄りが心の準備ができないまま被災して困っていると思って参加した。少しでも何かできることがあれば」と笑顔を見せた。

 同センターによると、初日は軽トラック14台分を旧東洋バルヴ諏訪工場跡地の災害ごみ臨時集積所に運び込んだ。19日以降もニーズが入っており、活動を継続する方針という。桜井本部長は「浸水被害を受けた地区は高齢者や一人暮らしが多い。市民同士が助け合い、支え合う形で、早く落ち着いた暮らしが取り戻せたら」と話している。

 ボランティアの事前申し込みは不要。被災者の救援要請は同センター(電話0266・52・2508)へ。

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