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「イナバラン」咲く 白く小さな幻の花 絶滅危惧ⅠB類

個体数が極めて少ないとされている希少性の高いイナバラン=11日、西表島

 【西表】環境省の絶滅危惧ⅠB類、種の保存法にも指定されている維管束植物「イナバラン(別名・オオギミラン)」の花が西表島の山奥で咲いた。白く小さな花は県内で西表島と沖縄本島北部に自生しており個体数が極めて少ない。自然林の中で見つけるのは難しく、盗掘により絶滅寸前の希少植物となっている。

 イナバランはラン科で、産地の常緑樹林の下に生え、地上の茎の高さは10~20㌢の多年生の草木。葉は互生、卵状の長楕円形で長さ4~5㌢。白い花は茎の先に穂状につける。県内以外に屋久島や台湾にも分布している。

 地元でランに詳しい島袋ときわさん(71)=白浜=によると、地元住民でもめったに見ることができないという。「これまで、花の咲き終わりや葉は見たことがあるが、きれいに咲いた花は私も見たことがなかった。まさに幻の花」と話す。

 今月11日、島袋さんらと山に入ると四つの花をつけたイナバランを発見。島袋さんは「とても感激。写真に撮って植物の師匠へメールで送りたい」と声を弾ませた。

 イナバランは環境省の特定国内希少野生動植物種に指定され、採集や無許可の譲渡などは法律で禁じられている。

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