全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

北羽新報社

能代市で聖火リレー 14人つなぐ第1走者は元プロ野球選手・監督の山田久志さん

能代市で行われた東京五輪の聖火リレー。市内外の14人が聖火をつないだ。元プロ野球選手の山田久志さんが第1走者を務めた(市総合体育館前で)

 本県で8日に始まった東京五輪の聖火リレーは9日、能代市内でも行われた。新型コロナウイルスの影響で1年延期となったが、市総合体育館からJR能代駅前に至る14区間(約2・7㌔)の公道を市内外の14人がそれぞれの思いを込めて走った。沿道には密にならないよう感染対策を意識した地元住民らが集まり、拍手や日の丸の小旗を振って後押しした。2日間で県内14市町村、171区間(約33㌔)を総勢180人でつないだ聖火は、青森県に引き継がれる。

 能代市での夏の五輪聖火リレーは57年ぶり。大潟村から聖火を引き継いだ。スタート地点の市総合体育館駐車場特設ステージでは午後1時38分からミニセレブレーションがあり、事前予約した市民90人と来賓ら合わせて約120人が集まった。
 晴天の下、斉藤市長は「(前回東京五輪のあった)昭和39年10月10日、能代の誇りである小野喬さんが選手代表として選手宣誓を行い、右手を青空に突き上げた。きょうもその素晴らしい青空と変わらない天気に恵まれた」とこぶしを突き上げ、「この聖火が多くの人々の心に希望の炎を燃やし、オリンピック成功に向け皆さんの心が一つになることを心より祈念する」と述べた。
 第1走者を務めたのは、能代市出身の元プロ野球選手・監督の山田久志さん(72)=兵庫県西宮市。斉藤市長の手で山田さんが持つトーチへ聖火がともされると、見守っていた観衆から拍手が起こり、軽快な足取りで走り出した。
 同1時48分に総合体育館を出発した聖火は国道101号を南下し、前回東京五輪で日本選手団主将を務めた体操の小野喬さんの顕彰記念館前を通過。市役所入口交差点を左折して官庁街通りを抜けて畠町通り、柳町通り、国道101号、風の松原通りを経て、2時23分にゴール地点の能代駅前に到着。市中心部を駆け抜ける30分余りのリレーとなり、大館市に引き継いだ。
 14人は200㍍ずつ走り、トーチからトーチへ聖火を受け渡すトーチキス形式で実施。先導するパトカーのほか音楽を響かせたスポンサー広報車など約30台が続き「一緒に応援しましょう」などと呼び掛けた。
 沿道には市民や走者の家族らが詰め掛け、感染対策を意識し密にならないよう距離を取った。声援を控えて拍手をしたり、日の丸の小旗を振ったりして走者を後押しした。ルートに面した渟南小では児童らが窓から顔を出すなどして応援した。
 市職員をはじめ交通指導隊、防犯指導隊、スポーツ推進員など約110人が、沿道に集まった人の距離を保つための誘導や交通規制された周辺道路の警備などで運営を支えた。

関連記事

芽室に新たな観光コンテンツを 食や農業のモニターツアー実施

 芽室町の新たな観光コンテンツの構築を目指したモニターツアーが24日、芽室町坂の上の「とかち芽室の百笑farm(ファーム)」で開かれた。町内で農業、飲食、観光業に携わる有志らを中心に企画。知り合い...

荘内日報社

酒田港 基地港湾に指定

 遊佐町沖、酒田市沖で進む洋上風力発電の事業化に向けて国土交通省は26日、酒田市の酒田港を港湾法に基づく「海洋再生可能エネルギー発電等拠点港湾(基地港湾)」に指定し、酒田港港湾管理者の吉村美栄子県知...

宇部日報社

地元の歴史や名所歌う「今昔かるた」 埴生小・中の図書館ボランティアが制作..

 「埴生祇園 1100年の古(いにしえ)より」。山陽小野田市埴生地区の歴史や文化、名所を歌った「埴生今昔かるた」が、埴生小・中(東原秀一校長、265人)の玄関奥の大階段に飾られ、児童や生徒たち...

「元気で大きくなって」 ウミガメ放流、児童ら見守る 奄美海洋展示館

 鹿児島県奄美市名瀬の奄美海洋展示館は25日、飼育していた6歳のアオウミガメを放流した。2017年夏に大浜海浜公園でふ化後、陸で衰弱していたところを保護された個体。遠足で同館を訪れていた奄美小学...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク