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旧国鉄の切符パネルに 60~80年代に全国で集めた240枚

苫小牧市光洋町の都築秀男さん(82)は、1960~80年代に全国各地で集めた旧国鉄時代の切符約240枚を、1枚のパネルに貼り付け、大切に保管している。昭和40(1965)年の刻印があるものや、かつて鵡川―日高町間の82.5キロを結び1986年に廃線となった富内線の切符もある。都築さんは「同じ趣味を持つ人と、土地土地の思い出話を語り合えれば」と願っている。

旧国鉄時代の乗車券をまとめたパネルと都築さん

 都築さんが当時表町にあった電気機械器具製造会社で電気柵の営業マンをしていた20~40代の頃に集めた。乗車券は硬券で、駅員が1枚ずつ切符を確認し、改札パンチで切り込みを入れる時代。営業で全国を飛び回り、多忙を極めたが、東北や九州などの出張先で「せめてもの思い出に」と切符を買い、各駅で特徴的な痕が残る改札ばさみを入れてもらった。10~30円だった入場券も集めた。

 パネルは高波被害で不通となったJR日高線の早期復旧が活発に議論されていた2016年5月に作成。「新聞やテレビで日高線の問題が取り上げられ、昔の切符を机に並べていたら思い付いた」といい、縦74センチ×横105センチの巨大パネル1枚に丁寧に貼り付けた。収まり切らなかった約20枚は蓋付きの缶にしまってある。1日に廃止された鵡川―様似駅間も全駅の切符がそろっており、貴重な鉄道資料にもなっている。

 都築さんは「1枚1枚眺めるだけで当時の記憶が呼び起こされる」としみじみ語る。同じ切符集めを趣味とする人やサークルとの交流を望んでおり、「互いに切符を持ち寄って語らう時間が過ごせたら」と話している。

 問い合わせは都築さん 電話0144(74)7777。

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