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釧路新聞社

ウニの安定供給目指す【浜中】

 

開設を祝いテープカットをする松本町長(右から3人目)ら関係者

【浜中】町特産のウニの生産強化と安定供給を目指す町ウニ種苗生産センターが火散布の散布漁港内に完成し22日、関係者約30人が待望の新施設供用開始を祝った。

 ウニは散布漁協(秋森新二組合長)と浜中漁協(山崎貞夫組合長)が養殖と潜水を手掛ける。中でも地元産コンブのみを食べて育ち、品質の良さから首都圏を中心に高い評価を受ける養殖ものは昨年、「浜中養殖うに」と命名し、国の地理的表示(GI)保護制度に基づく登録に向けた準備を進めている。

 新施設は敷地面積が3617平方㍍、鉄骨造り平屋建てで延べ床面積は1036平方㍍。道の水産業振興構造改善事業と内水面漁業振興施設整備事業の補助金などを受け、総工費は7億9585万円。屋内外に育成水槽40基を備え、年間300万粒の種苗を生産する。管理は2漁協と生産者でつくる運営委に委託する。

 種苗はこれまで、道内他地域から取り寄せていたが、輸送中の消耗や移動コストの削減、ブランド化に向けて地元産を望む生産者の声が高まっていた。2010年には検討会を立ち上げ、16年には2漁協が町に施設開設を要望。11年越しの建設実現となった。

 式典で松本博町長は「施設完成はこの上ない喜び。生産安定の推進に期待したい」と述べた。同センター前で松本町長と山口修司釧路総合振興局長、波岡玄智町議会議長、山崎組合長、秋森組合長、齊藤清隆副町長がテープカットを行った。式典後は、施設の内覧会が行われ、参列者は職員の説明に聞き入りながら最新の設備に見入っていた。

 秋森組合長は「生産者にとって待ちに待った施設。新たにウニ養殖に参入意欲のある漁業者もいて、経営安定につなげたい」、山崎組合長は「近年はサケの不漁など沖合漁業が変化を見せる中、養殖漁業強化にはずみをつけたい」と話していた。  施設は同日から供用を開始。今年11月末~12月にも種苗の初出荷を計画している。

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