雲の間から久しぶりの太陽が顔をのぞかせると大きな虹が姿を現した＝5日午後2時50分、市内白水地区

　沖縄気象台は5日、沖縄地方の2020年12月の月間日照時間が過去最少だったと発表した。

　石垣島、与那国島、那覇、久米島、宮古島5地点の平均から算出した「地域平均比」が37％と12月としては統計を開始した1946年以降最も少ない値を記録。これまで歴代最少だった74年の43％を下回り記録更新した。

　地域別で最も少なかったのは、与那国島の24.9時間で平年と比べると38％の日照時間にとどまった。

　次いで西表島が32.1時間で平年比43％。石垣島は県内観測地点で5番目に少なく37.4時間となり平年比35％だった。

　各地の最少月間日照時間としては与那国島で2011年に月間日照時間12.4時間、西表島で同年に29.3時間、石垣島で1944年に28.8時間。