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荘内日報社

疫病退散・五穀豊穣願う「松例祭」 山伏が松明手に疾走!!

 鶴岡市羽黒町手向の羽黒山頂で12月31日―1月1日にかけ疫病退散や五穀豊穣(ほうじょう)などを願う年越し行事「松例祭」が行われた。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無参列にし、勇壮に繰り広げられる「大松明(おおたいまつ)引き」(国重要無形民俗文化財)を取りやめるなど規模を縮小したが、神職や山伏で出羽三山1400年の歴史をつないだ。

 三山の開祖・蜂子皇子が、民衆を苦しめていた病魔を焼き払い退散したという故事などに基づいた祭事。祭りの主役・位上(いじょう)と先途(せんど)と呼ばれる2人の松聖(まつひじり)が9月24日から100日間にわたって修行を積む羽黒修験「冬の峰」の満願に合わせて行われる。

 出羽三山神社によれば例年、大みそかには約5000人の参拝者が訪れ、地元住民で構成される若者衆や神職など合わせて100人を超える人数で行ってきたが、今回は関係者のみで斎行。縁起物の切綱(きりつな)を参拝者に投げ与える「綱まき行事」を取りやめたほか、若者衆が参加できない代わりに山伏が松明を手にし悪魔・ツツガムシに見立てた高さ約3メートルの大松明に火を放った。

 出羽三山神社の吉住登志喜禰宜(ねぎ)は「新年は私たちが生きながらえることができ、コロナが終息する年になれば」と話していた。

山伏が松明を手にし、ツツガムシに見立てた大松明に向かい疾走

火をともし焼きつくした=31日午後8時20分頃

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