「外サクサク、中ふわふわ」 児童らミーバイフライに舌つづみ 八重山漁協が給食に提供

ミーバイのフライを味わう平真小の児童=11日午後、同校
新型コロナウイルスの影響で消費の落ち込んだ養殖魚・ヤイトハタ(ミーバイ)を活用しようと、八重山漁協(上原亀一組合長)は、沖縄県の事業を活用し、県内の学校給食センター等へ、同魚の切り身を提供している。11日は石垣市の学校給食に「ミーバイフライ」が登場した。 「水産物の学校給食用食材提供等支援事業」を活用した取り組み。同事業は、新型コロナウイルスの影響で経営が悪化している漁業者等を助けるために、消費の落ち込んだ水産物を、学校給食用食材として活用するもの。1人あたり100㌘を上限に、県が水産物の加工費、原材料費を補助する。県産水産物の消費を拡大し、地産地消の意識を高める狙いがある。 八重山漁協は同事業を使い、県内の学校給食センターや単独調理校を対象に切り身を提供。沖縄本島には計870㌔、郡内は計357㌔を提供する予定。 このうち平真小学校1年1組の福原澄高君(7)はミーバイフライをほおばり「外はサクサクしていて、中はふわふわ。甘くておいしい」と喜んだ。 また、八重山農林水産振興センターの牧野清人さんと、県指導漁業士の池田元さんが来校。池田さんは校内放送で、ヤイトハタの特徴などについて説明した。東大祐君(6年)は「ミーバイは産まれた時は全部メスということ、石垣島のスーパーでは売っていないという事を初めて知った。身が詰まっていておいしい。給食に出してもらってうれしい」と話した。
関連記事
願いを込めて縁起物作り 根室金刀比羅神社【根室】
【根室】根室金刀比羅神社(前田穣宮司)の縁起物作りが最終盤を迎えている。9日には巫女(みこ)たちが願いを込めて縁起物作りに精を出した。 今年も初詣に向けた準備は11月から始まっており、準...
秋サケ漁獲伸びず 高水温影響、根室30%減、釧路11%増
根室、釧路沿岸の秋サケ定置網漁が11月末までに終漁し、漁獲数量は根室管内が249万3000匹(前年比30%減)、釧路管内が48万3000匹(同11%増)となった。2022年は漁獲数量が前年の...
恐怖や別れ、未来への希望 ウクライナ子どもの絵画展 長野県伊那市
戦時下のウクライナの子どもたちが描いた絵の展覧会が9、10日、長野県伊那市荒井のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれている。空襲への恐怖や家族との別れ、未来への希望などを絵にした112点を展示。...
ハタハタ不漁「大黒様のお歳夜」苦慮
「大黒様のお歳夜(としや)」の9日、庄内の鮮魚店では大黒様にお供えするハタハタ焼きに追われた。長く庶民の味として親しまれてきたが、最近は庄内浜の水揚げが極端に少なくなり高級魚としてのイメージが定着...