愛大と古関さん関係資料見つかる

NHKで放送中の連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルとなった作曲家の古関裕而さんが、1947(昭和22)年6月に豊橋市公会堂で開かれた「愛知大学交歓祭」の音楽会で指揮をしていたことが、愛知大名誉教授の藤田佳久さん(79)と、元東亜同文書院大学記念センター職員で、専門学校事務員の森健一さん(40)による調査で判明した。2人は「ドラマで有名になった古関さんが愛知大学とも関係があった」と驚いている。

交歓祭は設立間もない愛知大が、地域住民と交流することを目的に開いた。体育祭や児童文化祭、教授の講演会などが数日間にわたってあったとの記録が残る。古関さんが訪れた音楽会は6月16日にあった。歌手の伊藤久男さんらが出演し、古関さんはコロムビア軽音楽団の指揮をしたとみられる。

藤田さんと森さんは2016年、愛知大東亜同文書院ブックレットとして、1期生で元外交官の小崎昌業さんの記録をまとめた「小崎外交官、世界を巡る」を発刊。この時集めた資料の中に、古関さんの記録が残っていた。小崎さんは交歓祭の開催に深く関わっており、資料の中にあった音楽会の入場券に古関さんの名前が記されていた。新型コロナウイルス禍で資料を整理中に見つけた。 藤田さん、森さんは「古関さんの名前を見つけた時は、とても驚きました。有名人が愛知大学と関わりがあることが分かり、光栄に思います」と話していた。
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