茅野の古民家宿泊事業「ヤマウラステイ」 16日開業へ内覧会

ヤマウラステイで活用する茅野市湖東の古民家「清水」を見学する住民ら
ちの観光まちづくり推進機構(茅野市)は4日、古民家宿泊事業「ヤマウラステイ」を16日に開業するのを前に地元住民対象の内覧会を行った。全4棟のうち3棟で行い、約100人が参加した。太い柱や板張りの内壁など古民家の風情を残しつつ、快適に過ごせるよう改修。推進機構は「地域の新たな魅力として国内外に発信したい」としている。
「山浦」と呼ばれる八ケ岳山麓で古民家を宿泊施設に改修し、誘客や交流を図る。当初は4月の内覧会、5月の開業を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期した。内覧会は10月に開業する「清水」(湖東)と隣接する「花兎」(同)、「金渓」(金沢)で実施した。
このうち「清水」は約150年前に佐久地域から移築した建物。床面積は141平方メートルで天井の高いダイニングキッチンは昔の馬小屋を改修した。リビング、和室2室、寝室、浴室なども備える。リビングは床面から一段低い位置に設け、低い目線で庭の景色を楽しめる。床暖房やペレットストーブで暖を取る。定員は6人。
神奈川県から8月に湖東に移住した野村雅隆さん(64)は「古民家の雰囲気を残していて居心地が良さそう」。地元区の中島剛司区長は「新型コロナとの兼ね合いもあり慎重にはなっているが、地域活性化へ感染対策を取ってもらいながら対応できれば」と話した。
川沿いに建つ「金渓」は大きな窓から望む八ケ岳の景色が特長。残る1棟「渋道」(北山)も秋に内覧会を予定している。
来年1月31日まではプレオープン期間として金、土、日、月曜日と祝日の宿泊のみ受け付けている。宿泊料金を15%割り引いており、2人の宿泊の場合の1人当たりの料金は1万7850~2万7200円(税別)。推進機構によると、すでに約30件の予約が入っている。予約は「ヤマウラステイ」のウェブサイトの申し込みフォームや、ちの旅案内所(電話0266・73・8550)へ。
関連記事
JR宇部線開通100周年 市民の足、古里の産業発展支える【宇部】
JR宇部線が26日、1925(大正14)年3月26日に本阿知須(現阿知須)-小郡(現新山口)駅間の開業で全線開通してから100周年を迎えた。長年にわたって、市民の通勤・通学など欠かすことので...
インドネシアに「納豆」輸出 スシローで提供 JA清水
JA十勝清水町(今野典幸組合長)は、大手飲食チェーン「スシロー」のインドネシア店舗に納豆の輸出を始めた。清水町産の「十勝クリーン大豆」が原料で、13日から同国店舗で販売。十勝産大豆を使用した...
田植えシーズン到来 いち早く黒米植え付け 奄美大島龍郷町
鹿児島県奄美大島は稲作の田植えシーズンを迎えている。龍郷町の秋名幾里地区で米やマコモの栽培に取り組む大江強さん(69)=同町安木屋場=は23日、シーズン本格化を前にいち早く黒米の田植えを行った...
議員定数2減の22に 賛成多数で条例改正可決10月の市議選から適用へ 市..
宮古島市議会議会運営委員会(狩俣政作委員長)は25日、市議会最終本会議で、議員定数を定める条例の一部改正などを提案。改正は議員定数を現在の24から2減の22にするもので、審議の結果、賛成多数で可決した...