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保護猫カフェオープン 「譲渡の輪広げたい」と奄美猫部  奄美市名瀬大熊町

保護猫カフェで猫と触れ合う親子=2日、鹿児島県奄美市名瀬

 飼い主が飼えなくなるなどして保護された猫と触れ合える保護猫カフェ「gatti(ガッティ)」が2日、鹿児島県奄美市名瀬大熊町にオープンした。猫との生活を体験して家族として引き取ることもできる。運営する一般社団法人「奄美猫部」代表の久野優子さん(46)は「猫の譲渡につながる人の輪を広げ、正しい飼い方も一緒に伝えていきたい」と話した。

 久野さんは猫の適正飼育を啓発するため、猫好きの有志らでボランティア団体の奄美猫部を2014年に立ち上げた。野生化した猫(ノネコ)による希少動物への被害や、野良猫が多く、保健所での殺処分も多い奄美の現状を知ってもらおうと、講演やワークショップなどの活動を展開してきた。

 保護猫カフェは、飼い主がいない猫と触れ合える場を増やして譲渡につなげるため、久野さんが運営するカフェ「COVO TANA」の2階にある屋根裏部屋に開いた。奄美猫部が相談を受けて引き取った元飼い猫や野良猫5匹と、久野さんの飼い猫4匹が出迎えてくれる。

 オープン初日に訪れた奄美市名瀬の長田千春さん(43)、彩羽さん(14)親子は「猫を飼えなくても、一緒に遊べる場所があればと思っていたのでうれしい」「飼ってくれる人が見つかって、猫が幸せになるといいね」と笑顔を見せた。

 店名のgattiの意味はイタリア語で「猫たち」。「多くの猫を救いたい」との願いを込めた。久野さんは「猫の特性を理解して、飼うことの大変さも知ってほしい。譲渡先が見つかれば、また新しい猫を保護することもできる」と話した。

 営業時間は午後3~8時。不定休。完全予約制で1組4人まで。料金は30分500円(税別)から。引き取ることができるのは譲渡対象の猫のみ。問い合わせは、電話080(7895)0725久野さんへ。

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