中標津町商工会青年部とＪＡ中標津青年部で構成される「じゃがいも伯爵まつり＆ふれあい広場実行委員会」（細谷俊輔委員長）は２４日、町役場でジャガイモ（伯爵）８０㌔を町に寄贈した＝写真。

　ジャガイモ掘りや地元グルメを楽しむ第３３回じゃがいも伯爵まつり＆ふれあい広場は今月６日に開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。

　実行委で町に貢献できないかと検討したところ、今年度のイベントで使用する予定だった伯爵を「なかしべつ丸ごと給食」に提供することで、祭りを楽しみにしていた子供たちに地元愛と地産地消の意識を高めてもらおうと、寄贈を決めた。

　贈呈式には、同委員会の小野利康実行委員長代行と纓坂晃史副実行委員長らが出席。纓坂副実行委員長が西村穣町長に目録を、小野実行委員長代行が山田康司教育長にジャガイモ一箱をそれぞれ手渡した。

　纓坂副実行委員長は「まつりができなかったことはすごく残念だが、子供たちにジャガイモをおいしく食べてもらえればうれしい」と語り、西村町長は「形を変えて子供たちにプレゼントしていただき大変ありがたい。町の特産品の一つである伯爵をしっかりＰＲしていきたい」と感謝していた。

　提供されたジャガイモは２５日の「なかしべつ丸ごと給食」で「じゃがいもとわかめのみそ汁」として、町内の幼稚園、小中高校と義務教育学校の８校で提供される。