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釧路新聞社

ハクセキレイ子育て奮闘中【浜中】

 

残る卵を温める親鳥の右脇から顔をのぞかせるひな(21日)

 町立茶内小学校(飯屋崎修校長・児童数107人)校舎内の中庭に野鳥のハクセキレイが巣を作り20日、ひながふ化したのが確認された。四方をガラス窓に囲まれ、キツネなどの天敵や自動車が侵入できない好立地で始まった子育てを同校関係者が温かく見守っている。

 今月8日、同校管理人の男性(63)が約70平方㍍の中庭の角にある散水栓のくぼみの中で卵5個が入っている巣を発見。直径十数㌢、深さ約10㌢で枯れ草や小枝を使いきれいな円形になっている。卵は17日、外部侵入の痕跡がないにも関わらず3個に減っていたが、20日朝にはひな1羽と卵1個を確認した。

 ふ化以来、親鳥は餌を与えたり残る1個の卵を温めたりするため、数分間隔で巣を行ったり来たりしているが、人の気配があると用心深く近寄らない。中庭はほとんど人の出入りもないが、同校では親鳥を警戒させないよう、児童に声を上げずに観察するよう呼び掛けている。伊藤善一教頭は「校内に巣が作られたのは初めて。外敵が入れない良い場所を選んだと感心した。ひなの成長とともに児童に命の大切さが伝われば」と話す。

 ハクセキレイは、日本やロシア沿海地方、中国東北部などに生息する留鳥または夏鳥。体長は20㌢程度で黒、白、灰の羽色で長い尾羽が特徴。岩場などの低地のほか民家などの建物にも営巣することが知られているが、ひなを間近に見られるのは珍しいという。  同校ではホームページに成長の様子を載せる計画。ひなは、順調なら来月にも巣立ちを迎える。

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