富士見坂の花壇に種を植えるキンレンカの会の吉田代表（一番手前）ら

　弊舞橋や花時計とつながる釧路市のシンボルゾーンの一つ、富士見坂の花壇に市の花「キンレンカ」を咲かせようと１４日、富士見坂キンレンカの会（吉田信二代表）が約３０００粒の種まきを行った。

富士見坂の歩道の花壇は、一部屋根がある特殊な構造で、雨が当たらない場所では植栽が困難だったため、同会はこの活動を始めた７年前から、水やりに苦心しながらキンレンカを咲かせてきた。昨年からは種を一度屋根のない部分に植え、ある程度育った苗を屋根部分へ移植している。

昨年の種まきは、近所の仏教幼稚園の園児や保護者らと一緒に行ったが、今年は新型コロナ感染防止のため、同会員４人が作業に当たった。吉田代表は「市民はもとより、観光客など多くの人にきれいな富士見坂を感じてほしい」と話している。苗の移植は６月末に行い、花は７月半ばに咲き始める予定だという。