諏訪産の花をお母さんに 花き農家の応援にも
諏訪産の切り花で母の日ギフト用のアレンジメントを作る蓼科プランツ(茅野市米沢の出荷場)
10日の「母の日」を前に、長野県茅野市の「蓼科プランツ」(江尻昌広社長)で、母の日フラワーギフトの出荷が始まった。新型コロナウイルスの影響は同社も例外ではないが、もっと打撃を受けている地元の花き農家の応援ができればと、諏訪産のカーネーションやバラ、アルストロメリアを例年より多く使用する。市内3カ所にある出荷場では、従業員約20人が慣れた手つきでアレンジメントを仕上げている。
ギフトは、東京の花の大手を通して、コンビニエンスストアや百貨店、企業などから依頼されたもの。花束を、刺しゅう入りのストールやおしゃれなエコバッグでラッピングしたものや、地元で人気の洋菓子をセットにした商品もある。出荷は9日まで続き、約1万5000ケースが全国に発送される。
同社は、夏秋イチゴやドライフラワーの生産・加工・販売を手掛ける。江尻社長は「諏訪の花は品質も良いので、離れて暮らすお母さんにも喜ばれると思う。花を廃棄処分した生産者もいて心が痛むが、こんな時だからこそ、花の力でみんなが明るくなれるよう、農家を支援してもらいたい」と話していた。
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