スタンプラリーが始動 「利用者増えてほしい」 飲食業26店舗登録

新型コロナウイルスの影響で規模縮小を余儀なくされた飲食業界を盛り上げる石垣市の企画「お家でごはん・期間限定わくわくスタンプラリー」が27日からスタートしている。市によると28日時点で登録店舗は26件。飲食店関係者は「スタンプラリーで利用者が増えてほしい」と効果を期待している。
28日、申し込みに来た居酒屋経営の40代男性は「新型コロナの感染拡大で客が減った。e|shareから電動バイク1台を借りて5月からデリバリーを始める。少しでも売り上げを伸ばしたい」と話す。「スタンプラリーのわくわく感をプラスして、利用者が増えてほしい」と願った。
スタンプラリーをすでに導入・活用している店舗もある。スペイン料理屋ハイビスキャット(鍋倉大店長)では持ち帰りのみでパン、パエリアを販売。商品購入者にスタンプを手渡してスタンプラリーをPRする。
同店も、他の飲食店と同じく4月から予約が減少。なかには予約の有無を確認し、予約があると来店しない客もいたという。
鍋倉店長は「この近くでスタンプラリーをしている店は少ない。飲食業に限らず、食料品、販売店も参加すると盛り上がるだろう」と多くの店舗が参加する必要性を述べた。
同企画は商品の持ち帰り、配達販売を目的とする参加店舗にスタンプシール1000枚(10万円相当)を無償配布し、購入者を対象に抽選会を行うもの。抽選会では石垣島産牛肉や往復航空券など総額100万円の景品が当たる。
石垣市は市役所1階ロビーに受け付けブースを設置、参加店舗を募集している。スタンプラリーの期間は当面5月末まで。
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