角寒天を一から手作りし、学校のベランダに生天を並べる原小4年1組の児童
長野県原村の原小学校4年1組(牛山あゆみ教諭、32人)は今年度の総合的な学習で、角寒天作りに取り組んできた。18日には5回目となる「天出し」作業を行った。今後、天候や寒天の乾燥具合を見ながら10日間ほど天日干しし、乾燥した角寒天に仕上げる。
子どもたちは、諏訪地方の特産である角(棒)寒天を自分たちで手作りし、寒天を使った料理を作って「寒天パーティー」を開くことを目標に学習を進めてきた。
昨年12月からは、寒い天候を利用した角寒天作りに取り掛かった。インターネットなどで作り方を調べて作った試作品は乾燥し過ぎて失敗。12月末には五味喜一商店(茅野市)を訪問し、専門家からアドバイスをもらった。
今年1月の4回目の試作では寒波も味方してようやく思い描いた角寒天に仕上がった。今回は寒天作りの最後で、17日に原料のテングサを煮出し、布でこしてゼリー状の生天を作った。18日朝は生天を棒状に切り、ベランダに敷いた網の上に並べた。
青木空廉君と篠原悠斗君は「寒いほどいい寒天ができるので冷え込んでほしい」「参観日に開く寒天パーティーではこれまでの勉強を生かしておいしい料理を作りたい」と、28日の参観日に向けて意欲を見せていた。
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